冬の養生
秋の養生
11月8日の立冬から翌年2月3日の立春前日までを暦の上では冬となります。実りの秋から収蔵の冬へ。秋の味覚で蓄えたエネルギーを体の内へ奥の方へお蓄えておく季節です。
この季節は「閉蔵」とも言われ、体の「気」の流れは内向きにしなければなりません。字のごとく蔵を閉めて貯蔵することです。
中国では紀元前2世紀には産婦人科専門書が著され、産婦人科を独立した専門科として治療してきました。新たな命を産みだす尊い存在である女性の健康は、家の繁栄、国の繁栄であったからです。そのため、東洋医学は月経病、帯下病、妊娠病、産後病など女性特有の疾患には、たくさんの研究がなされ、長い歴史と豊富な経験を積み重なることで、現在の中医婦人科学が成っています。
現代の女性の生活は心配なことばかりです。きれいに年を重ねるとは、女性特有の体の変化と上手に付き合うことです。東洋医学は女性の大きな味方となってくれます。今の時代であるからこそ、女性に東洋医学が必要なのです。