秋の養生
秋の養生
秋分を過ぎジメジメ気候から、しだいに乾燥と「涼」の季節へと移り変わっていきます。体も、暑さに対処していた体から秋冬の体へと移り変わっていきます。秋はさんざん暑さとジメジメ湿気に傷めつけられた体の修復期間と言えます。
中医学では秋は「収」の季節といわれ、「摂り込む季節」です。厳しい冬に向けての体づくりは動物にとっても人にとっても大切です。この時期の過ごし方で冬の不調をさけることができます。
中国では紀元前2世紀には産婦人科専門書が著され、産婦人科を独立した専門科として治療してきました。新たな命を産みだす尊い存在である女性の健康は、家の繁栄、国の繁栄であったからです。そのため、東洋医学は月経病、帯下病、妊娠病、産後病など女性特有の疾患には、たくさんの研究がなされ、長い歴史と豊富な経験を積み重なることで、現在の中医婦人科学が成っています。
現代の女性の生活は心配なことばかりです。きれいに年を重ねるとは、女性特有の体の変化と上手に付き合うことです。東洋医学は女性の大きな味方となってくれます。今の時代であるからこそ、女性に東洋医学が必要なのです。