東洋医学で妊娠を考える
赤ちゃんを望まれ方へ 東洋医学診方
②なぜ妊娠に至らないのでしょう。
西洋医学検査で器質的な問題がないのに妊娠に至らない。こういった方は、ひと昔前と比べると大変に多くなっています。何かとストレスが多く、運動不足、夜型の生活スタイル、現代の生活は便利になり過ぎ自然から遠く離れてしまいました。東洋医学は、こうした乱れた体を調えていくことにより、過不足なく滞りのない体へと導いていきます。ここでは東洋医学からみた原因を解説します。
中国では紀元前2世紀には産婦人科専門書が著され、産婦人科を独立した専門科として治療してきました。新たな命を産みだす尊い存在である女性の健康は、家の繁栄、国の繁栄であったからです。そのため、東洋医学は月経病、帯下病、妊娠病、産後病など女性特有の疾患には、たくさんの研究がなされ、長い歴史と豊富な経験を積み重なることで、現在の中医婦人科学が成っています。
現代の女性の生活は心配なことばかりです。きれいに年を重ねるとは、女性特有の体の変化と上手に付き合うことです。東洋医学は女性の大きな味方となってくれます。今の時代であるからこそ、女性に東洋医学が必要なのです。